have you never been happy ライト感覚で、いろいろ手掛けています。
白薔薇の奇蹟−23
2007-12-15 Sat 16:45
 関係者から聞き込みをした情報を頼りに、中浦は麻菜の生家に立ち寄っていた。高槻の小高い丘にある家からの眺望は、大阪の市街地を一望できる、風光明媚な場所に位置していた。
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白薔薇の奇蹟−22
2007-12-15 Sat 16:40
 高槻市の駅から少し外れた高台に、薔薇の樹が見事に咲く家があった。以前は赤、黄、ピンク、白、と色とりどりの花が咲いていたが、いつの頃からか黄色と白になり、近年は白い薔薇だけが咲くようになっていた。
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白薔薇の奇蹟−21
2007-12-02 Sun 08:25
 麻菜は気落ちした俊子のことを気にかけていた。元気な頃は毎日のように踊りの稽古だの、お華の展示会だのといって外出していた俊子が、別人になったかのように部屋の中に閉じ籠もっている。精神衛生上も好ましい行為ではなく、医師でなくとも心配するのが当然なほどの状態であった。
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白薔薇の奇蹟−20
2007-12-02 Sun 08:19
 孝敬の不慮の死から四十九日法要が過ぎ、俊子は悶々とした日々を送っていた。最愛の息子の死を受け入れることに身体が反応せず、食欲は落ち込み部屋に籠もることが多くなっていた。
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白薔薇の奇蹟−19
2007-11-28 Wed 06:49
「おーい、山岡。何ぼーと、しとるんや」
「ああ、どうもすいません」
「最近可笑しいんやないか、寝ぼける歳やないやろ。しっかりせえよ」
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白薔薇の奇蹟−18
2007-11-28 Wed 06:46
 山岡秀平は仕事を終え馴染みの『よどや』という定食屋に来ていた。別にここでなければいけない理由はないのだが、家から近いという利便性と看板娘の愛想がいいのが、足を運ぶ大きな要因だった。
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白薔薇の奇蹟−17
2007-11-20 Tue 17:27
 中浦は麻菜の周辺を嗅ぎ回っていた。人気のある医者であることに相違なく、男関係についても特定の人物が浮上しなかった。芸能人とも交流が多く、不特定多数の男の存在は耳にするのだが、殺人を依頼出来る関係とは思えなかった。
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白薔薇の奇蹟−16
2007-11-20 Tue 17:15
 柴野芳雄は梅山と同期入社の公認会計士であった。互いに切磋琢磨し競い合った旧知の間柄で、腹を割って何でも話し合える友でもあった。
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白薔薇の奇蹟−15
2007-11-20 Tue 17:04
 安条麻菜は国立H大学を卒業して系列の病院に勤務していた頃に、自律神経失調症で通院する梅山勝巳と出会った。症状は軽く一ヶ月ほどで完治したのだが、梅山は麻菜をひと目見たときから心を奪われていた。
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白薔薇の奇蹟−14
2007-11-17 Sat 19:33
 長く続く上り坂が前方を支配していた。かれこれ一時間は山道を歩いている。目的地にかなり接近してきていた。
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白薔薇の奇蹟−13
2007-11-17 Sat 19:28
 麻菜は精神科医にしては珍しく、新薬の開発にも意欲的に取り組んでいた。生殖器に関する研究は永年の夢であり、独自の開発法で臨床実験を実施していた。
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白薔薇の奇蹟−12
2007-11-11 Sun 03:40
 翌日、安条尊仁が出張から戻っていたので、事情聴取するために再訪問した。広々とした応接室に並ぶ調度品が、一層豪奢な生活振りを浮き彫りにしている。
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